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ストレスから来る病気

職場ストレス

職場で生じるストレスの総称です。係長や課長などへの昇進、支店から本社への抜擢、転勤や配置換えなど仕事内容の変化、上司や同僚、部下との対人関係葛藤、リストラ、単身赴任など多彩なものがあります。適応障害や職場不適応症の発症要因の1つです。

パワハラ

パワーハラスメントの略で、職権などのパワーを背景にして、本来の業務の範疇を超えて、継続的に人格と尊厳を侵害する言動を行い、就業者の働く関係を悪化させ、あるいは雇用不安を与えることをいいます。うつ病などのメンタルヘルス不調の原因となることもあります。

メンタルヘルス不調

仕事の内容の変化、単身赴任、上司からの叱責、リストラなど対処能力を上回るほどのストレスを経験したり、ストレスが長期間続いたりすると精神面に影響が出ることがあります。まず活気が低下して、元気がなくなってきます。この状態が解消されずに慢性化すると、イライラや不安感を覚えるようになり、最終的には気分が落ち込んだり、ものごとがおっくうになるなど、「うつ」の状態に近づいていきます。

ストレス関連疾患(心身症)

ストレス反応が改善されずに慢性化していくと、メンタルヘルス面での疾患だけでなく、身体面での疾患に至ることがあります。心身症は体の病気ですが、その発症要因や慢性化にストレスが関与している病気の総称で、病名ではありません。ストレスに関連していると考えられている疾患(心身症)のうち、胃・十二指腸潰瘍、過敏性大腸炎、本態性高血圧症、神経性狭心症、過呼吸症候群、気管支喘息、甲状腺機能亢進症、摂食障害、メニエ-ル症候群、更年期障害が代表的なものです。
最近は職場や産業医の勧めで来院されるケースも増えています。治療としては薬物療法、カウンセリングがありますが、場合によっては職場環境調整や休職も必要です。ご本人様や産業医より依頼があれば職場の方を交えての面談も行います。